まさかまさかのエンディングだよね。当時、賛否両論あって世間がざわついたの覚えてる。私も納得いかなかったもん。
でも今になって最終回を観てみると、とてもほっこりして、私は素敵な終わり方だと思った。どんなに好きでもタイミングとか状況で一緒になるのを諦めることってあるよね。
あらすじ
義彦(グレチキ)の手術が成功し、目を覚ます。
祥子(細川直美)の妊娠が発覚し、秀一(大沢たかお)は祥子との結婚を決める。
彩(酒井法子)は北海道に帰る決意をする。
秀一と彩は空港でお別れをする。
秀一に振り回され続けた全12話
秀一がほんとクズすぎた。
拓巳(竹野内豊)がせっかく秀一を応援しようと思ったのに、祥子と結婚するって知って激おこ。職場で白衣で兄弟げんか。仕事しなよ…。てか二人ともイケメン…
秀一ったら
「どうしてこんなことになってしまったんだ…」
とか言っちゃって、はぁぁぁぁ??!!やることやっといてそれはないでしょ。
祥子が中絶しようとしたけどなんとか間に合って、秀一ったら彩の前で祥子を抱きしめちゃって…。はぁもうこの展開嫌だ。
あっという間に結婚式の日
秀一がタキシードとか着てるけど全然萌えないわ。なに幸せそうに笑っとんねん。ムカつく…
人魚姫の彩
祥子に「あなたがいる限り、私と子どもは愛されない」なんて言われて、嬉しく感じた彩ちゃん。メンタル強い。
でも、責任を感じてしまったのね。生まれてくる子どもには幸せになって欲しい。自分は邪魔だから海の泡になるってさ。もーー忘れた頃に人魚姫引っ張るぅ。これ泣けるんだわ。
彩ちゃん、靴を脱いで海に入って行く
そんなとき術後間もない義彦が登場。そんなに走って大丈夫?
ここは出来れば拓巳が止めに来て欲しかったけども…。でも彩と園子ちゃんと義彦のダメ人間な感じが可愛くて、これはこれでめちゃくちゃ泣けるんだわ。
天涯孤独だった彩を大事に思ってくれる人がいて良かった。
拓巳の好感度が上がり続ける
義彦や園子ちゃんのおかげで死ぬのはやめたみたい。彩ちゃん北海道に帰るってさ。まぁそれがいいかもね。
秀一の白衣のボタンを彩に渡す拓巳。第2話でお金を盗まれたとき、ボタンだけ残っててホッとしてたの知ってるもんね。秀一と彩は北海道時代から時が止まってたけど、拓巳と彩はこの全12話でたくさんの思い出ができたよね。なんだか感慨深いわ
彩は「ありがとう」の手話
「だから拝むのはやめろって。おれは寺の仏像じゃないんだからな」
これ好きだな~。拓巳の照れ隠し。
拓巳ったら、結城家には俺が頭を下げてやるから行ってこい。だってさ。二人っきりの兄弟だから俺がなんとかするって。かっこいいじゃん。もう拓巳一択なんですけど…
それを真に受けて、秀一ったら祥子を捨てて彩の元へ。もう嫌だ…優柔不断すぎる
時すでに遅し
行ったり来たりの秀一に祥子もうんざりして、子どもは一人で育てるから行きなよ!だって。
祥子のこと嫌いだったけど、これは同情するわ。秀一なんなん?
空港にいた彩に
「一緒に帰ろ」
はぁぁぁぁ?!!!
「北海道に帰って結婚しよ」
ムリムリムリムリ
彩は嘘をついて拒絶するんだけど、涙の量がハンパないの。こんなクズな秀一でも大好きなんだね。あのタラップのプロポーズの素敵な思い出だけで愛し続けられるってもんだよ。
中身はクズでも見た目が大沢たかおだからねぇ。なんなんだこの感動のシーンは…
彩の気持ちは、生まれてくる子どもを幸せにしてあげてほしいんだって。自分のような寂しい思いをさせないでだって。正論だわね。
さすがに秀一も諦めたみたい。お互い頷いて握手してさよなら。秀一の手には白衣のボタンが残っていた。秀一からしたら、なんだこのボタン?って感じだけど、1話からずっと観てきた私は涙腺崩壊
こんな感動のお別れの直後に、祥子、空港に迎えに来てたーー!!!
「冷やしちゃだめじゃないか。ウチに帰ろ」
いやいやいやいや。あんた3分前に彩に北海道に帰ろ、とか言ってたじゃん!も~~何コイツ
まさかのエンディング
そうは言っても最終的に秀一とくっつくんでしょ?
なんて思いつつ、それから1年が経ち…
北海道の診療所で彩が生活をしている。新しい先生がくるってさ。前髪が大人っぽくなってる。北海道の大自然と彩の透明感が死後の世界みたい。彩ちゃん綺麗だな~
夜、ブランコに乗っていると、足元に見覚えのある猫が。見上げると
拓巳きたーーー!!!
「お前の気持ちが俺に向くまで、待っててやるよ。ただし100年だけな」
この時の彩ちゃんがそんなに嬉しそうじゃなくて(汗)、でもいつも拓巳の前にいた自然な空気感で可愛いよ。彩ちゃんってば秀一と拓巳の前であからさまに表情が違うんだよな~。
ーー俺はお前を愛しているーーend
うわぁ最後彩の目線にかがんで無言で手話する竹野内豊にやられたわ…。「愛してる」って手話でどうやってやるんだ?って10話のときに教えてもらってたから、私もわかったよ。切ないな~
手放しでは喜べないけど、これが最善な結末だと思う。
感想まとめ
第1話の視聴率が7.8%だったのが、最終話では23.9%だったとのこと。
当時、アイドルの酒井法子と、モデル上がりの大沢たかおと竹野内豊が役者をやるってんで、最初は良い印象なかったもんね。
やっぱり龍居由佳里さんの脚本がめちゃくちゃ良いね。悪い人もたくさん出てくるんだけど、悪者になりきれないっていうか、切なさも併せ持ってて共感できたりするの。そして3人の体当たりの演技が素晴らしかった。特にのりピーの気の強さと見た目の可憐さが役柄にぴったり合っていた。
大沢たかおと竹野内豊が医者で兄弟で恋敵なんて、贅沢すぎる設定だよね。楽しかったー!
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楽しくブログを見させてもらいました。今Amazonプライムで1と2をやってて一気観しました。当時も2を観て拓巳切なく思って残念だった‥のですが、年を取って観てみるとよくよく出来たドラマだと思い誰かに聞いてほしくてコメントします🙇やはり拓巳がキーかなと。2作とも拓巳のシーンが多く視聴者の心を揺さぶらせ、特に彩との魂の叫びバトルシーンに凄さがあり(声を出させたり、車椅子の彼にも平手打ち、彩がいれば死んでもかまわないなどなど)2では、拓巳に輸血(血分け)拓巳の母に生まれて初めて母と告げ、指輪を見て彩への想いで脚が動く、指輪を彩に拓巳がはめ(はっきり秀一に託された)‥空気感は2人は運命かなと思いました。偶然はなく、彩の言う通り神様が試している スピなドラマです(この世の理) 言ったら暗示となり現実に‥因果応報もあり 神天使悪魔 2はテレビの関係でちょっと雑ですが1をリスペクトしてる拓巳のえがかれ方です。縁がある(秀一が拓巳に惹き会わせた)2人なのでまたバタリと出会うと思います。
私も星の金貨大好きです。
「続」の方も見たからこそ、改めて1作目の素晴らしさに気付きます。
秀一、祥子など悲劇の元となる人物達も純粋悪ではなく、全て相手を思い過ぎるからこそ来る切ない嘘や空回りなんですよね。
そこに善意が含まれているからこそ胸が締め付けられる。
(脇役の純粋悪達(副院長など)は最後は気持ち良く成敗されますが、それは置いといて笑)
だからこそ完全なハッピーエンドにならないことにも、苦しみながらも納得するしかない。
本当に名作です。
善意が織り成す悲劇のドラマでした。
一方「続」の方は、悪意が織り成す悲劇のドラマでした。
純粋悪の小悪党に散々滅茶苦茶にされては立ち上がるの繰り返しを見せられるサンドバッグドラマ。
その表現方法も、心理的なものより、刺す、落とす、突き飛ばす、怪我をさせる等といった物理的手段がより多くなりました。
そこには善意も切なさも感じません。
この点が、1作目との深みの差なんだと思います。
それでも私は、「続」の方も嫌いにはなりきれません。
出来は劣っても、何度傷付けられても立ち上がり、前を向く登場人物達の健気さに見入る部分もあったからです。
耳だけでなく目まで失った中でも、秀一と一緒にいられた時の彩の安心した表情。
秀一の手の感触だけを頼りに東京タワーの下で踊った時の彩の幸せそうな表情。
酒井法子さん、本当に素敵な女優さんだと思います。
恐らくその時が、彩が最初に秀一と北海道で別れてから止まっていた時計が、ようやくもう一度動き出した時なんだと思います。
彩が最後飛び降り未遂する直前に思い出した幸せな思い出の走馬灯は、ほとんどが1作目の北海道での秀一との日々でしたが、目を失ってからの躍りと結婚式のシーンも含まれていました。
再び東京に来てから唯一、心から幸せだと思えた時の思い出として。
秀一が最期に「彩、綺麗だ」と言って倒れたときの彩は、本当にこの世のものとは思えないほど綺麗でした。
秀一は、どこか満足気に逝ったように私には見えました。
「続」の方には、前作を滅茶苦茶にした腹立たしさと、もう一度偽りなく心から幸せそうな彩の表情を見せてくれたことへの感謝、両方の思いがあります。
あきらさん
続編の話は覚えていないんですが、情景が目に浮かんでドラマを見た気分になりました。
コメントありがとうございます!
最近DVDで星の金貨を見直しました。やどっきー様のブログを見つけて、ツッコミレビューににやにやしながら、楽しく読ませていただきました。
リアルタイムで見ていた時に、低迷していた視聴率のテコ入れに途中で今まで総集編の特番がありました。番組内でのりピーが「お帰りなさい」という手話を紹介し、最終回でこの手話がキーになるので覚えててください、みたいなことをやっていました。私は最終的には秀一が彩のもとに戻ってくるんだろうな、と思って観てました。なので、最後に拓巳が彩の前に現れた時は、とてもびっくりし、こんな結末じゃ彩の上に星が降らなかったじゃないかと思いました。
後から思い返してみると、彩の手話を全然わからなかった拓巳が、北海道に来る時に手話を覚えてきたという行動にも感動をしました。生まれてくる子供を悲しませたくない彩が秀一と一緒にはなれないので、彩のことを一途に思ってくれる拓巳と一緒になることが彩にとって一番にいいことで、別の形で星が降ったのかなと思えます。「続」はなかったものと考えています。
りんりん様
当時、そんなことがあったんですね。
ありがとうございます!
また見たくなってしまった・・・
解説めちゃくちゃ良かったです、ありがとう
名無し様
ありがとうございます(*´▽`*)
やどっきー様、お返事ありがとうございます!。
作品からだいぶ経った現在、やどっきー様のブログを見つけてすごく嬉しかったです。
続星の金貨は、脚本違うかたなんですね( 。゚Д゚。)
もう、たくみ一筋派なので、続のネタバレ見た限りでは、開封しなくていいなって思いました。
運良く新品で買えたんですが、ちょっと後悔してます(苦笑)
あそこまで健気なたくみと、くずのしゅういち。
しゅういちを取ってしまう彩の気持ちがしれないです😞
はじめまして。
私は本当に小さいときに何故か大沢たかおが刺されてたシーンと、星の金貨というドラマを覚えていました。
30代になった今、急にちゃんと見たくなり、DVD買ってみました。
最初にびっくりしたのが、竹野内豊さんでてたって所です。
こんな前からいたんだってびっくりしました。
メンタルが調子悪かったせいも相まって、毎回泣きまくりだったのですが、私も同意見でして、しゅういちがくずすぎると思いました。
たくみが彩の看病してる時に、俺たちにもう関わらないでくれって言われて、手紙渡して結局こない。
たくみが最後に北海道にきて、彩の目線に合わせて愛してるって言って笑った顔が最高でした。
最後の痴話喧嘩も面白かったですよね。
続星の金貨も買ったんですが、あまりにもたくみがかわいそうなので、見ないことにします。
私の中では、たくみと彩が結婚していつまでも幸せにで完結しました。
クッキー様、コメントありがとうございます。
私も「続星の金貨」のことは記憶から抹消しています。脚本家が違うので、キャストは同じでも全く別の物語になってますよね。