安藤なつみ先生の『私たちはどうかしている』11巻を紹介します。
いよいよ大旦那さまに真実を告げる時が来たね。七桜に共感できなさすぎて、別に上手くいかなくてもいいかな…なんて思ってしまう。
毒親と毒爺に育てられた椿が不憫でならないわ。早く手術をして、目が治るといいな。
椿さんの首筋が色っぽい…
<11巻のあらすじと感想>
・登場人物
・50話:天満月(あまみつつき)
・51話:マイセルフ
・52話:最後の夜
・53話:除夜祭
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登場人物
★花岡七桜(はなおか なお)
「花がすみ」の和菓子屋店主。24歳。実は高月家の血を引く
★高月 椿(たかつき つばき)
「光月庵」の和菓子屋店主。火事で目を負傷して手術が必要な状態
★栞
椿の元婚約者。光月庵の看板娘
★多喜川
花がすみのスポンサー。七桜に気がある
50話:天満月
七桜が「さくら」だと告げようとすると、大旦那さまは倒れて気を失ってしまう。
後ろにいた椿が蘇生処置をして、なんとか息を吹き返した。どさくさに紛れて、女将はDNA鑑定書をビリビリに破いてしまう。
証拠がなくなってしまった七桜は、自作の御菓子を大旦那さまに食べてもらう。
ひと口で息子の子だと悟った大旦那さまは、息子と七桜ママが愛し合っていたのに、一緒になれなかったのは自分のせいだと謝る。
七桜は許せないと言い、光月庵で御菓子を作りたいと宣言する。
大旦那さまの提案ーー
大旦那さまは光月庵を継ぐものは、なにより血筋が大事だと信じてきた。
しかし、光月庵にとってそれは大事なことなのか?
疑問に感じ始め、今月末の大晦日にそれぞれ御菓子を作ってくるようにと指示を出す。美味しい御菓子を作った方に、光月庵を譲るってさ。
◆感想◆
大旦那さまは七桜の御菓子を食べた時点で、七桜が勝負に勝つことは予想してるよね。血筋という物理的な理由より、勝敗で決めた方が周りが納得するからかな。
それでも何としてでも店主でいようとする椿が泣ける…
51話:マイセルフ
大旦那さまは過去に作成した遺言書を燃やした。
栞は女将に妊娠していないことを告げる。女将はなんとなく気付いていた模様。相手は誰でもいいから、今からでも妊娠しろと詰め寄る(女将は狂っている)
栞が拒否すると、椿が助けに来てくれた。
女将曰く、旦那さまが死ぬ間際、
七桜ママは旦那さまの腕の中で「一緒に死のう」と言っていた。でも直前で女が裏切ったらしい。
それを聞いた椿は、除夜祭で勝つ約束をする。
花がすみにて
七桜は20日後の除夜祭のために、御菓子作りに励んでいた。大旦那さまの好みを何も知らない七桜は焦っていた。
そんな七桜を多喜川さんは慰めてキスをする(!)。そしてこれが終わったら結婚しようとプロポーズする。げー
◆感想◆
スポンサーはただのスポンサーとしてどっしり構えていてほしいわけよ。下心見せられた時点で、それが目的だったのか!って冷めちゃうよねぇ。
親代わりの雰囲気で近づいて、3年間もプロポーズの時を虎視眈々と狙っていたなんて、キモいなぁ…
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52話:最後の夜
多喜川さんから思いがけずプロポーズされた七桜は、まんざらでもない感じ。
すると、花がすみに城島くんがやってきた。手作りのわらび餅を持参し、過去にこだわり続ける七桜に一石を投じて帰っていった。
12月29日ーー
神社でお参りする椿の隣に七桜が現れる。
一晩だけ椿の時間が欲しいと言い、宿で待ち合わせをする。
椿がよろず楼を訪れると、七桜は最後に私を抱いてほしいと迫る。受け入れた椿。そして2人は体を重ねる。
勝負がつく前に、ただの一人の女として愛されたかったらしい。
◆感想◆
んー。椿は優しいから受け入れてくれたけど、七桜は自分勝手だよね。久々の城島くんのわらび餅登場で、食べたくなった。
53話:除夜祭
12月31日 大晦日ーー
大旦那さまの部屋に七桜と椿は手製の御菓子を持ち寄った。
まずは七桜から。お椀の蓋を開けると、柚子の上生菓子が入っていた。練り生地の中には、柚子の皮が丸ごと入っていて、その中にあんがつめてあった。
御菓子からあたたかい気持ちが伝わってきて、心が和む大旦那さまであった。
そして次は椿の番、、、
椿の葉で道明寺を挟んだシンプルな御菓子「つばき餅」を作っていた。
ひと口食べて驚く大旦那さま。椿がお父さんから初めて教わった御菓子だそう。つまりそれは代々伝わってきた光月庵の味だった。
大旦那さまは涙を流す…
はたして跡継ぎにふさわしい人間はどちら?!
◆感想◆
大旦那さまの判定は「ゴチになります」並みにもったいぶるねぇ。
そういえば大旦那さまったら、火事で廃人同然になってたはずだけど、いつの間にか回復してる。意識もしっかりしてるし。まぁ元気そうでなにより。
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