安藤なつみ先生の『私たちはどうかしている』8巻を紹介します。
まさか7巻で犯人がわかって、2人が離れ離れになってしまうとはね…。とりあえずあの大火事で椿が生きていたのはホッとした。
あれから3年後の物語がスタートするけど、どこへ向かっていくんだろう…
椿さんの冬の装いがステキ…
<8巻のあらすじと感想>
・登場人物
・37話:赤の目覚め
・38話:茨のみちへ
・39話:3回目の秋
・40話:花ががすみ
・41話:選定会
・電子特典おまけ漫画
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登場人物
★花岡七桜(はなおか なお)
24歳の和菓子職人。老舗和菓子屋・光月庵の死んだ旦那さまの子だったことが判明。椿から離れ、「花がすみ」というお店をオープンして、新しい生活をスタート。
★高月 椿(たかつき つばき)
表向きは光月庵の跡取り息子。七桜がさくらだと知る。
37話:赤の目覚め
火事のあった10日後、意識不明だった椿が目を覚ますと、七桜はもういなかった。
それから10か月後ーー
椿は複雑な気持ちを抱えながら、七桜の消息を探していた。
光月庵では和菓子教室を開き、生徒として以前破談になった栞が生徒として通っていた。あの火事で、椿を助けた栞は頬っぺたにやけどを負っていた。
他の人との結婚が決まるが、椿のことを諦めきれないみたい。栞は両親に「結婚できない」と頭を下げる。
栞はなにか秘密を隠してる?
◆感想◆
七桜は火事から3年後の姿だったけど、その間に栞って女が椿に近づいてたんだ。これはイヤだなぁ…
38話:茨の道へ
今まで父親の言いなりに育ってきた栞は、自分の気持ちをはっきりと伝え、勘当される。
自宅を追い出された栞は野宿(!)していた。泥棒に荷物を取られそうになったとき、椿が助けにきてくれたよ。
椿との出会いーー
パッとしない栞は昔、絵付けの展示会にて椿の花の絵のカップを並べていた。椿が目の前に現れ、葉が無いと「落ちた椿」みたいで縁起が悪い言う。栞は美しすぎるから偉い人が独り占めしたくて悪い噂を流したんだと言う。
椿は面白がってカップを持ち帰った。栞はそのやりとりで恋に落ちた模様。それからずっと好きなんだね。
茨の道を進む栞ーー
栞は光月庵に置いてほしいと椿に頭を下げる。必死な栞を見て、椿はオッケーを出す。
◆感想◆
んーまぁしょうがないよな。どこにいるかわからない女の子より、目の前にいる女の子を大事にした方がいいよね。
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39話:3回目の秋
あの火事から3回目の秋、栞は光月庵の看板娘となっていた。
大旦那さまの代わりに店を切り盛りする椿は、御菓子を作らなくなっていた。七桜がいなくなって3年が経ち、気持ちを切り替えようとしていた。
そんなとき、光月庵に新聞記者が訪れる。火事の真相と18年前の事件の詳細を知りたいとか。
お使いに出た栞は七桜を見かけてすかさず腕をつかんでしまう。
いま一番会いたくない人に会ってしまった…
◆感想◆
七桜の髪がすごい伸びてる。あれから1度も切らなかったのかな。なんだか切ない…
40話:花がすみ
七桜はずっと東京で和菓子の修行をしていて、お店のオープンのために3カ月前、金沢に戻ってきたとか。
光月庵で栞が働いていることを知った七桜は喜んだ。
栞は光月庵に近い場所に出店することに疑問を持つ。七桜は、美味しい御菓子を出していないお店はライバルにならない、と挑発的な発言をする。
自分のお店「花がすみ」に戻ってきた七桜は、傘を差さず雨に濡れていた。その姿を見た多喜川さんは焦って抱きしめるが、七桜は泣いていなかった。
3日後ーー
五月雨亭の選定会の結果は、花がすみに決まる。激おこの女将。次の選定会に狙いを定め、椿が御菓子を作ることとなる。
七桜は栞に電話をかけ、宣戦布告する。テーマは”月”。
楽しみにしているとお伝えください…
◆感想◆
急に七桜ちゃんキャラ変でどうしちゃったの?まぁ母の冤罪事件やら火事やら出生の秘密やら、色々ありすぎたもんね。そりゃ性格も曲がっちゃうよな。
41話:選定会
光月庵を乗っ取って自分のものにする…
七桜の最終目標は、ママが残した御菓子を光月庵から出すことだった。
椿は選定会のために新しい御菓子作りに励み、清らかな水辺に映った月を模した御菓子を完成させる。
選定会当日ーー
それぞれの店から提出された御菓子を、選定員が食べて投票。最も数が多いお店が、新春園遊会の御菓子を作るしきたりだとか。
七桜のお店”花がすみ”は、シンプルな丸い団子を作ってきていた。黒文字楊枝で団子を切ると、中から黒蜜が溢れ出す。まるで月が夜空に浮かんでいるかのよう。
庭で結果を待つ七桜の前に、椿が現れる。どうやら椿は目が見えない?
◆感想◆
お母さんの冤罪を晴らすためだったのが、いつの間にかお店を乗っ取ることに目標が変わってて、なんだかついて行けないわ。まぁこれが「どうかしてる」ってことなんだろうね。
電子特典おまけ漫画
2巻にて、食事の席で大旦那を怒らせてしまった後のこと、、、
食卓を囲む椿と七桜は、納豆の食べ方について意見が合わない模様。でもなんだかんだ仲が良いんだよね。
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