今月号から新章がスタートです。
カラー表紙の二人がすごく大人っぽくなっていて、初めて見た時は誰?と思った。気持ちを切り替えていかねばならぬ。そう覚悟して読み始めました。
あらすじ
唯とその仲間たちは山の中を必死に駆けていた。体力の限界が来るが、なんとか力を振り絞りまた走り出す。
この半年前のこと、緑合城では若君が散髪をしていた。童のようなポニーテールはやめて、良き妻を得たから髷にイメチェンするとのこと。出来上がりを見た唯はうっとりして腰を抜かす。
唯が部屋に戻ると若君の奥方つき腰元・渡瀬(とせ)が待っており、小言を言われる。
殿の部屋に若君と兄上が呼ばれる。叔父の晴永から御月家を継いでほしいと言われ、息子たちの意見を聞きたいとのこと。
若君は、織田の勢力が大きくなれば羽木家は生き残ることはできない。御月家を継ぐしか道が無いと言う。
兄上も同じく、羽木の名を残すと御月家に害を及ぼす恐れがあると考えていた。
若君は唯がいる部屋へ戻り、羽木の名を捨てることを伝える。気が乗らない様子の若君に唯は
「御月 唯!」
美人っぽい名前だと嬉しそうに話す。そんな唯を見た若君は、名前なんてどうでもいいことだと気付く。「御月」とは満月のこと。二人にピッタリな名前だと若君と唯は談笑する。
そして十日ほど後、羽木忠高は御月家の家督を継ぐ決断をした。
感想
髷姿の若君に慣れなくてちょっと戸惑ったわ。
すごく素敵なストーリー。夫婦になったとしても血のつながらない赤の他人だから、考えてることってそれぞれ違うのよね。ちゃんと話し合う場を設けて、お互いの考えを言い合うのって大事だわ。全然思ってもみなかった言葉で励まされて、若君は目の前の霧が晴れたようにスッキリしたみたい。
ほんと唯ちゃんを嫁にして良かったね。
この半年後に山を駆けてるってことは、まだ妊娠してないのね。この先どんな展開になっていくのか全く予想がつかない。
◆漫画感想◆
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